近年、大量破壊兵器の拡散やテロの頻発が世界情勢を不安定化させ、各国の経済発展にも大きな 影響を及ぼしかねない状態にあります。仮に民生用途であっても、兵器などへの転用が可能である貨物を海外に輸出する際には、外為法等に基づき、経済産業大臣の許可を受けることが必要になります。
また、昨今の国境を越えた人の移動の活発化や情報化の進展、不正輸出の事案の頻発等を受け、抑止力の強化や企業、大学・研究機関等による自主的な輸出管理の強化が強く求められ、外国為替及び外国貿易法(外為法)の一部改正が行われております。
こうした中、安全保障貿易管理の重要性や自主的な輸出管理体制整備のポイント等について幅広く御理解を得ていただけるよう、基礎的・基本的な重要事項をの説明を中心とした「安全保障貿易管理説明会」を開催することにしました。輸出関連業務に携わる企業等の皆様のご参加をお待ちしております。
※これまで、特別一般包括許可等の取得・更新には経済産業省が指定する「適格説明会」の参加が要件となっておりましたが、平成25年4月1日の「包括許可取扱要領」等の改正で「適格説明会」の受講要件が削除されました。
<講師>
経済産業省 安全保障貿易検査官室
上席安全保障貿易検査官 照沼 勝彦
<内容>
1.安全保障貿易管理について
2.法令遵守のポイント
3.質疑応答