MICEとは、大規模な国際会議やイベント等をイメージされがちですが、国外のみならず国内の企業における会議(Meeting)や、報奨・研修旅行(Incentive Travel)などに目を向けると、宿泊、飲食、観光等の経済・消費活動の裾野が広く、一般的な観光客以上に関連産業への経済効果を生み出すことが期待されます。また、都市の競争力向上にも寄与するものと考えられます。
京都商工会議所 観光産業特別委員会では、この「M」と「I」の部分の経済波及効果に注目し、「京都MICE推進セミナー」を下記の通り、開催いたします。当日は、昨年末に実施いたしました「企業ミーティングやインセンティブ旅行等の実施状況に関する調査結果報告」も併せて行います。都市間競争が激化する中、京都もさらなる進化が求められています。2020年に向けて新たな観光顧客の創造に向け、皆で考える機会となりますよう、多くのご参加をお待ちしております。
<内 容>
①講演 『新しい京都MICE観光戦略を考える
~大きな経済効果が期待できるMICEビジネス誘客のポイント~』
[講師] 近畿大学 経営学部
教 授 高 橋 一 夫 氏
[略歴] 1983年JTB入社、コミュニケーション事業部長などを歴任。
2007年流通科学大学サービス産業学部教授を経て2012年より現職。
専門は、観光マーケティング、地域ブランドなど。
②報告 「企業ミーティングやインセンティブ旅行等の実施状況に関する調査結果報告」
本所観光産業特別委員会が、京都に本社、支社、支店等を有する会員企業に対し、アンケート調査を行った結果を報告します。
企業の「M」(企業ミーティング)や「I」(インセンティブ旅行)の実態についての調査はこれまであまり実施されておらず、新たな情報提供の機会となります。
<定員>100名